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概要

夢ぷらざ vol62

移住ではじめる里山ぐらし・瀬戸内ぐらし私は世羅町の出身。四国の大学で社会福祉を、東京の専門学校で精神保健福祉を学び、卒業後は東京の福祉事業所「クッキングハウス」で約10年間勤務しました。都会では「故郷がない」と話す人も多く、自分自身の故郷について考えるようになり、「ふるさと回帰支援センター」で移住について相談。何度か足を運び、府中市で地域おこし協力隊員の募集があると聞いて、応募しました。協力隊員は2種類あって、担当する仕事が決まっている場合と、ある程度自由に課題を探っていくフリーミッションとがあります。私は後者だったので、まず自分に何ができるか、人に話を聞くところからスタート。まちの課題としては空き家対策や特産品づくりが挙げられたので、空き家でのイベント開催や、米粉の加工品開発のお手伝いをしました。私が一番気になったのは、「このまちには仕事がない」と皆が口をそろえて言うこと。けれど一方で、困りごとも結構耳にしていたので、それらを解決するような小商いができるんじゃないかと思って。空き家を片付け、そこで出た昭和のデッドストックを蘇らせ、リメイクして販売しました。上下町は、ひなまつり、あやめまつり、かかしまつり、白壁まつりなど季節ごとにさまざまなイベントが開催されています。その都度出店して、町民の皆さんや観光客の方々と交流したことが、小さな商売「小商い」を始めるきっかけになりました。6移移住の経緯について教えてください。どの場所に住んでも、道ができるかは自分次第7東京都府中市地域おこし協力隊員としてどんなことをしましたか?小商い有光梨紗さん