ActiBookアプリアイコンActiBookアプリをダウンロード(無償)

  • Available on the Appstore
  • Available on the Google play

概要

夢ぷらざ vol49

「尾道でパパイヤ!?」そう思った方も少なくないかもしれません。それもそのはず、尾道市の北部に位置する御調町でパパイヤの生産が始まったのは約2年半前。この夏、3年目の収穫を迎えました。尾道パパイヤを生産する内海洋平さんは、父親が立ち上げたパパイヤ事業を引き継ぐために、2015年8月にUターン。中山間地域が抱える課題のひとつ、耕作放棄地を活用したパパイヤづくりに取り組んでいます。「僕が地元に戻ってきた時、ちょうど初めての収穫の時期でした。収穫は無事にできたものの、問題はどうやって買ってもらうかでした。独自のルートで営業したのですが、その時に感じたのがマーケティングの必要性です」と内海さん。尾道パパイヤの魅力を詰め込んだリーフレットを制作し、多種多様なレシピを掲載。それまで身近ではなかった野菜が、旬の味として気軽に食卓に並ぶよう考えられたものです。「一般的にパパイヤは南国育ちで暑さを好むため、御調町の気候が適してるとは言えません。だけど、たくさんある耕作放棄地を生かした特産品づくりとしてはとても価値のあるものだと思います」。前例がないからこそ、試行錯誤して独自の栽培方法を追求することにやりがいを感じる。内海さんのパパイヤづくりから目が離せません。タンパク質を分解するパパイン酵素が含まれるパパイヤポリフェノールや食物繊維もたっぷり!話題のヘルシーフードvol.6【尾道パパイヤ】8うつみようへいみつぎ