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概要

夢ぷらざ vol48

イタリア料理やスペイン料理といった西洋料理で欠かせない食材「ムール貝」。ヨーロッパでは古くから食用として重宝されていましたが、日本でよく食べられるようになったのはここ数十年のことです。廿日市市にある濱本水産では、約40年前からムール貝を生産し、当初は主に東京や大阪へ出荷していました。「もともと日本ではムール貝を食べる習慣がなく、クルマエビのエサとして出荷していました。しかし外国から次々と新しい食文化が入ってきて、ムール貝のおいしさに注目が高まり、食用として流通するようになったのです」と濱本水産の米原英男さん。3年前に『宮島ムール』と名付け、ブランド化にも取り組みました。海から水揚げしたムール貝は、一つひとつ手作業で仕分けしてから、一晩かけてアクを抜きます。オレンジ色の身に宿る上品な甘味と、海の養分をたっぷりと含んだ程よい塩気。それらが口の中で混ざり合い、絶妙なバランスを保つ「宮島ムール」は全国から注文が殺到し、国内出荷量日本一を誇ります。川が多い広島の海は、山から流れ込んだ植物性プランクトンが豊富。おいしい貝が育つ環境が整い、ムール貝のみならず上質なカキやアサリの名産地となっているのも納得です。パエリアやアクアパッツァなどの西洋料理でおなじみ!100%天然もの広島産の絶品ムール貝「宮島ムール」に注目vol.5【宮島ムール】8