ブックタイトル夢ぷらざ vol44

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概要

夢ぷらざ vol44

「ほら、なーんにも聞こえんでしょ。風の音だけ。それがいいのよ、ここの宝物。」と満面の笑みで話すのは、世羅郡世羅町で週末カフェ「ももちどり」を営む橋本公宣さん・美津子さん夫妻。関西出身のご夫婦は、メーカーに勤めていた公宣さんの仕事の都合で西日本を中心に転勤すること9回。50歳を過ぎたあたりから定年後にゆっくりと過ごせる場所を探すようになったそうです。約40年の転勤生活の中で約7年を広島県内で過ごしたこともあり、県内の山間部を候補地にピックアップ。「広島市内で当時開催されていた移住フェアに参加して各市町村の情報を仕入れました。その会場で出会ったひとりが世羅町役場の職員さんだったんです。その後、魅力的な空き家があるので一度遊びがてら見に来ませんか?と連絡をもらって、初めて訪れたのがまだ定年前の54歳のとき。秋頃見に行って、3月にはこの家を購入していましたね」と公宣さん。「大きな犬と暮らせる、豊かな自然の中にある広い土地を探していました。当初は定住する場所を、という訳ではなく、独立してそれぞれ家族を持った子どもたちが孫を連れて遊びに来れる場所になればいいなと思っていたんです」と美津子さん。家の購入から2年後、美津子さんが先に移住し、さらに1年後に公宣さんも移住。59歳から新たな土地でのふたりの暮らしが始まりました。公宣さんより1年ほど先に世羅での暮らしをスタートさせた美津子さん。世羅で新しく見つけた仕事をしながら、趣味で通っていた町内のパン教室で腕を磨くこと数年。まちにどっぷりと溶け込んだ生活をすることで、自然と友達も増えていったそうです。週末カフェのきっかけは、同じ集落で暮らす人生の先輩からの「まだ若いんだから!」という言葉。ゆったりとした時間が流れて、お茶が飲めて、高齢者も行きやすい場所があったら、と週末だけ自宅を開放してカフェをオープンすることを決心しました。美津子さんがとことん素材にこだわったパンは、開店日の朝3時から丁寧に仕込んでいます。目の前に広がる自然を愛し、一つひとつの出来事、時間を大切に暮らす橋本さん夫妻だからこそ実現できた癒やしの空間なのです。平日は自分たちの趣味を楽しみ、週末になると訪れるお客さんをもてなす。ふたつの気持ちが世羅での心豊かな暮らしをつくっています。転勤族の夫妻が見つけた世羅での新しい暮らし手作りパンが主役の週末カフェをオープン週末のみの癒やしカフェを営む週末のみの癒やしカフェを営む広島移住計画定年後のふたり暮らし定年後のふたり暮らし6